新型コロナウイルスに感染して思う事・・・

新型コロナウイルス

2022年4月 新型コロナウイルスに感染し、貴重な体験をしたので忘備録として記録を残すことにする。

 

2022年4月1日(金) 私の仕事は雑貨屋の販売員だが、朝から喉の違和感があり、お客様に声が届くか不安なくらい喉が不調だった。

「風邪のため声が出しにくい状況です」などのメモを名札に着けようかとも思ったが、そこまでするより、多少聞き苦しくても、風邪だと理解してくれるだろうとそのまま仕事を続けた。

声は絞り出してやっと届く程度で、かなりしんどかった。

自分の勤務時間を全うし、家に帰り体温を測ると37.2℃と微妙な体温だった。

この時は「あぁ、風邪ひいちゃったかな?」くらいの軽い気持ちだった。

翌日の仕事は、上司が店舗に来るという事だったので、事前に熱があるため出勤できない可能性があることを伝え、翌日の朝の体温で出勤を決めることにした。

 

2022年4月2日(土) 翌日の朝、体温を測ると36.7℃で熱という熱はなかったため、上司に出勤の意思を伝え、職場で上司と仕事のやり取りを終えた。

上司が帰った後も首の痛み、背中の痛み、倦怠感が続いた為、お昼休憩に自分で持っていた体温計で熱を測ると、案の定37.4℃と熱がぶり返していた。

この時、「ん?もしかしてコロナだったらスタッフに感染させちゃ不味いな…」と思い、上司に早退をお願いする。

お昼休憩の間にすぐに見てもらえる診療所を探したが土日診療の病院が少なく、土曜日は午前中までのところも多く、土曜日の14:00という時間からその日の予約を受けてくれるところは無かった。

この時、ネットで目星をつけて土曜診療の病院に電話して感じたのは、電話が全然つながらない事。

もし、自分が重傷で息苦しいなどの症状があったらどうなっていたんだろうとゾッとした。

結局、妻にも土曜日に受付をしている病院調べてもらい色々掛けたが、新東京クリニックという病院のみ電話がつながり他は全滅だった(お昼休憩の限られた時間で探すことは無理だった)。

唯一繋がった新東京クリニックも受付の人が非常に心無い人でイラっとすることの連続だった。

たとえば、こっちは熱もあって喉の痛みもあり、すぐに見てもらいたいから土曜診療をしている病院に掛けているのに、「月曜日の発熱外来の予約になります」というので、「ネットで土曜日の午後も診察していると書いてあったので掛けてるんですが」というと「月曜日の予約しかうちは無理ですね」というから、「分かりました。月曜日の予約をお願いします」というと「土日二日空きますけど大丈夫なんですか?」って意味不明な質問をしてきて、「いや、今日見て欲しいけど、そちらが月曜日の予約しか無理てすって言ってきたんですよね?」というと「分かりました」ってなにが分かりましただよ!!っていうやり取りがあったり、

こっちは今の病院の仕組みとか昔と変わってて分からないから、「発熱外来っていうのは、風邪でも、インフルエンザでも、コロナでもまず熱があったらそこを受診するのでいいのですか?」と聞くと、「他の病院のことはわかりません。うちはそうしてますが、発熱外来で良いですか?」と逆に質問が来る始末…

他の病院とか聞いてないし、単純に「お熱がある方はまず発熱外来に来てもらってるので大丈夫ですよ」という返事をくれたらそれで良くないですか?

なぜ、他の病院は…とかうちはそうだからそれでいいか?とか分からない人を追い詰めるような言い方をするのか本当に不愉快でした。

こんな出来事があったため、新東京クリニックで月曜日の予約は出来たものの、心の中では他の病院に行こうと考えていました。(月曜日の朝の出来事に続く)

帰宅後、まだ、この段階ではコロナだとは思っていない為、食事も妻と一緒に食べ、リビングで生活し、寝室も共にしました。

ただ、どんどん喉の症状が悪化し、唾をのむだけで激痛が走り、熱も37.0℃~38.3℃と上がったり下がったりを繰り返し、のどの痛みと高熱か…インフルエンザかもしれないなと感じていましたし、もしかしたら…と徐々に思うようになってきました。

 

2022年4月3日(日) 昨日は仕事を早退してしまったが、たまたま、日曜日、月曜日と連休だったため、他のスタッフには迷惑を掛けなくて済むと安心していたが、月曜日の診断結果でコロナ陽性だった場合、約1週間から10日間仕事を休まなければならない…その勤務スケジュールどうするの???ってことに気付く…

上司に連絡し、最悪の事態を考えた勤務スケジュールと応援スケジュールを送り火曜日以降も自分が不在で回るシフトを作成してもらった。

まだ、この段階では診断前だったため、愛犬の動物病院の送り迎えをしてしまった。

もちろん車からは出ずに、動物病院には妻しか行っていないが、本来なら自宅待機しなければならなかったと思う。

この日も夕方までリビングで生活していたが、さすがに最悪の事態を考え、自分の部屋に来客用のマットレスを持ち込み、水・野菜ジュース・アルコール消毒・ペーパータオル・携帯の充電器やYOUTUBE視聴用のiPadなどを持ち込み完全隔離体制をとった。

この日の状況は、熱は相変わらず不安定で36.7℃くらいの時もあれば、39.0℃近い時もあり、上がったり下がったりだった。高熱が続くイメージだったが、自分の場合はそれは当てはまらなかった。

相変わらず調子が悪かったのは喉だ。この日も唾を飲み込むだけで激痛。これは本当に何とかして欲しかった。

 

2022年4月4日(月) 本日10:00から新東京クリニックにて診察。

先日のゴタゴタで新東京クリニックにいいイメージがなかったため、歩いて数分の東葛クリニックとかかりつけの松戸市総合医療センターに電話してみることにした。

まず、東葛クリニック

受付開始の8:30を過ぎても「ただいま受付時間外です…」のアナウンスが流れ、管理がずさんだなという印象。

その後、何度も掛けるが10分くらい経っても「ただいま受付時間外です…」のアナウンスが流れたり、「ただいま電話が込み合っております」のアナウンスの後、強制的に電話が切れる仕組みで、電話を掛けた人から順番につながるのではなく、掛けたタイミングが良かった人がつながる仕組みだったため20分程度で断念。

047から始まるその他の受付の番号ですぐにつながったが、「この番号じゃない」の一点張りで、「分かってますが、何度掛けてもつながらないから回してほしい」とお願いしても「それは出来ない」との回答。「じゃあ、何度掛けてもかからない番号は電話機何台で対応しているのか?」と聞いたところ「2台」との回答。その際に「うちは受付出来る枠が少ないから千葉西総合病院とか大きいところに電話したらどうか」と言われる始末。

病人が、なかなかつながらない電話で何とか予約を取ろうとしているのに、他へ行けって良く言えるなと思い、東葛クリニックは諦めることにした。

つぎに、かかりつけの松戸市総合医療センターに電話。

こちらは、さすが大きい病院でしっかりしているなと感じたのは、電話。

保留で数分待たされたが、東葛クリニックのように自動的に電話が切られてしまうことはなく、電話を掛けた人から順々につながる仕組みのため、保留音を聞きながら横になって待っていればいいのでストレスがなかった。

電話がつながり、症状を話したところ、残念ながら発熱外来の受付がなかったが、近所の発熱外来を紹介してくれるところまでやってくれた。

そこで紹介を受けたのが 高田外科 という個人の診療所だった。

電話を切る前に、いろいろ掛けたが電話が繋がらないところがほとんどで、この高田外科さんも繋がらなかったら、また振出しに戻るのではないか?と質問したところ、松戸ホームドクターというところを紹介してくれ、WEBの申し込みで翌日の診療が出来るということだった。

ここまでしてくれるのはさすが松戸総合医療センターだなと思い電話を切った。

さっそく高田外科に電話をしたところ、すぐに電話はつながったが、なんと「今、発熱外来はお受けしていない」との回答だった。

松戸市総合医療センターの資料が更新されていなかったのか?高田外科が急遽受付を中止したのかは聞かなかったが、残念な結果だった。

ただ、松戸市総合医療センターの対応はどこよりも素晴らしかったため、情報の行き違いはあったが、気分は悪くならなかった。

結局、こんなやり取りをしてきたが、最初に予約した新東京クリニックに行くことになってしまった。

受付の感じは非常に悪かったが、このような診療の予約もまともに出来ない世の中では仕方がない。

嫌な気持ちは振り払って、家を出た。

徒歩で約30分 かなりの雨の中病院に到着した。

病院は、受付を待つ、おじいちゃんおばあちゃんでごった返していた。

私は発熱外来だったため、隔離された席に案内され、体温を測って待っていた。

しばらくするとパーテーションで囲われた個室に案内され、問診票を書いて待った。

なんやかんや30分近く待っただろうか?男の先生と看護師さんがパーテーションの部屋に現れ、「問診票を見た結果、コロナの疑いがあるから検査をします」とだけ言って立ち去った。

隣の人にも同じような説明をしていたようだった。

それから、しばらく待たされ、名前を呼ばれたため隣の部屋へ

防護服を着た看護師さんが、「マスクを降ろして鼻だけ出して下さい」「向こうを向いてください」といった感じでアクリル板などは挟まずに綿棒での鼻咽頭ぬぐいでの検査だった。

かなりの違和感と痛みを伴ったが、グッと我慢し検査は終了。

もとのパーテーションの待合室に戻り、しばらくすると3種類ほどの薬のパックになった袋を渡された。料金は3,400円だった。

他の人も同じ料金だったことを考えると、診察の結果、この人は熱が高いから解熱剤を この人はのどの痛みがひどいから痛み止めを という感じの処方ではなく、全員に解熱剤、咳止め、頓服の解熱剤を渡しているようだった。

まあ、これだけ医療がひっ迫しているとこういう対応になってしまうんだなとここは諦めるしかないと思った。

病院に到着してから、支払いまで約1時間ちょっとで終わったのは素早い対応だったと褒めておこう。

雨の中、とぼとぼと歩いて帰り、また自宅の隔離部屋へ

自宅のベッドで休んでいると一本の電話が…

「コロナ陽性です」

・・・

・・・

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・・・

「え?マジで!?」

続く

 

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